おやすみ、京都

しずかな時間が たしかに流れて 匂いを 光を 熱を吸い込んで 何百年も前からそこにいる 何万もの思いが漂って 夜と 夜と 夜が過ぎ 秋と 冬と 春が過ぎ 夏がまた来る ずっと、目を瞑って ずっと、前を見据えて ずっと、笑みをたたえて 二度とこない日を、重ね…

ひとつひとつを すいこんで まるで海みたいって 笑えばいいんだろう

空の目

梅雨の一幕。てくてく歩く夜。誰かとご飯を食べたあとに。 人と人と、触れ合って、足りなくて、でも満たされていて、 夜がきて、朝がきて、笑いあって、時には笑わずに、隣にいて、 消化して、消化しきれずも、にこやかに今日は過ぎ、 消えてほしくない味も…

体に毒って

わかっていても 綺麗なものを見てしまう ぜんぶ笑顔で受けとめて ずるいね ずるいね 仮定は現実にならない 能力で測って 頭で考えて 感情を抜きにして いつだって冷静で 溺れることなんかなくて だから 心に毒ってわかっていても うつくしいなと今日も微笑む…

手の届かないもの 手伸ばして 届かなくても くすりと笑う その存在があるだけで 心がゆわゆわして ゆわゆわ ゆわゆわ 精一杯伸ばして、伸ばして、耳に触れる 気づかれちゃいけないよ それをぎゅっと抱きしめる.

時の流れ

を感じた一日。二つの層の昔の友人達と会った。 流れていくとき。変わらないのを喜ぶのは、人間が幸福な証拠だ。 目指せ現状維持。と共に向上。 人の交点が次々生じては消えて、模様になっていく。 模様を見ながらお茶を飲めるのが、人間の特典。 懐かしいね…

記憶の手帖

どこからどこまで残したいのか、よくわからなくなっている。絶対量が増える度、その迷いは増えるんだろう。 さいきん出会った人たち。 カメレオンみたいな女の子。自称卑怯者の男の人。ぱっちりお目目の赤ちゃん。 人間は善良だ。と性善説を唱えたくなる(晴…

もやもやもや

子供の頃から、苦手なものというのがあって、それは、大人になった今では、普段はなりを潜めて隠れているけど、ひょんなときに顔を出して、ああやっぱり、まだ苦手だ、と自分を辟易させる。 どうしたって克服できない、かなしみが、自分を一瞬で包み込むのだ…

はるのうた!

光が消える前にアーティスト: mount sugar,山里ありさ,森英臣,DAN出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン発売日: 2006/09/13メディア: CD クリック: 3回この商品を含むブログ (6件) を見る初花凛々 (通常盤)アーティスト: SINGER SONGER,Cocco出版…

いつかの自分

一年ずつ、確実に、春に咲いて、散る桜、 実をつけて、花開き、葉を揺らして、裸になって、 また春だ、こんどの春、 取り戻そう、と思った。 後ろを見て、一回落とした、たいせつだと思うものを、また拾うのだ、 ゆたゆた揺れた一年で、心地よくなったり、不…

ひさしぶりに映画が観たくて、「潜水服は蝶の夢を見る」を観に行く。 人のあまりいない映画館の、映画が始まる前の静けさや、終わった後のぽかん、とした感じが好きだ。 想像力と記憶力。そしてそれを人に伝える為の言葉が、主人公に残された武器だ。 外界を…

だから

人と人が響きあう、その素晴らしさを、幾千の人が表現して、それでもまだ足らないって、これから先も、幾千の人が表そうとし続けるんだろう。 人の根っこは変わらない、十年前を振り返ってあらためて気づく。溶かしたと思っていた私の正義は全然溶けていなく…

翌日

syrup16gが解散した。 最後のライブは、ほんとうに、素晴らしかった。 すべての音を出し切る彼らの、熱や、諦念や、悲しみや、希望が、まっすぐに伝わってきて、ほんとうに素晴らしかった。 それぞれの記憶に、それぞれのsyrup16gが残り続ける。わたしが覚え…

月日

幸せな瞬間。心に引っ掛かる瞬間。それをどうやって残そうか。一緒に唄った歌や、後ろ髪引かれたさよならを、どうやって残そうか。

引用、その20

私は、言葉は何も所有しないと思う。しないし、できないと思う。だからこそ信用できると思うのです。 (江國佳織/yom yom vol.5「つめたく、冴え冴え、澄みわたる」/新潮社)

ハッピーフライデー

晴れた昼に道を歩いていると、路上で犬が日向ぼっこをしていて、どこかの家から何かを焼くおいしい匂いが漂ってくる。

千枚田

棚田にいってきた。 山と空。太陽。鳥と川の音。澄んだ空気。 のどかだねー、と言い合って、みかんを食べながら日にあたる。 お日様の力はすごい。 また春に行こう。 水を張った田んぼに太陽が反射したら、すごく綺麗だろうな。

優先的夕焼け

楽しむことは、かんたんだ。 あとはどれを選ぶかということ。選択肢は無限にある。けれど選べる時間は有限だ。 ある日、唐突に、時間の限界が訪れて、人生はぱたりと終る。 例えばこの、8月12日に見た美しい夕焼けは、有限時間内の無限選択肢の中から選ん…

本日の一冊

夜をゆく飛行機作者: 角田光代出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2006/07メディア: 単行本 クリック: 11回この商品を含むブログ (64件) を見る家族のものがたり。動かない居場所を求める主人公。笑っちゃうぐらい馬鹿らしくて、泣いちゃうくらい深刻で、…

選択

選択の連続がんばらなきゃ!ありがとうを大切に。感謝できるって恵まれてるね。選択できるって恵まれてるね。恵まれてるのと幸せはイコールじゃないね。 幸せって運命じゃない。才能だよ。 まだまだ才能不足!才能は努力で補える、たぶん。

げんきげんき

世界が、次々終わって、いつか手に入らなくなることの、悲しさを、愛しさと共につぶやいた音や画やかたちから、溢れ出る、うつくしさが、だいすきだ。

2008

残り三日のモラトリアム。何も考えないぽっかりした時間ともうすぐさよなら。 お雑煮、うどん、餅、焼肉、おなかに入れてだらだら寝正月。 窓から見る空は憧れるくらい綺麗だけれど外に出ると寒くてすうすうする。 新しい春への準備の冬は、順調に寒い。 元…

遠いところ

に来ている。相変わらずここに来ると現実感が失われて、どうしようもない気分になる手前のところを漂っている気分になる。 ぽっかり浮かんだ何かみたい。年賀状を書いた。他人の漢字を丁寧に書こうとする。でもぜんぜん綺麗に仕上がらなくて自分の字の下手さ…

うみ

憧れる世界にはまだとおい おかえりって、いちばんの贅沢 何度も言われてきたことが本当のことだって気づくのに、下手をすれば一生かかる

よわむし

いつまでたってもよわむし癒えない! 嫌われたくないってぐずぐずするの 愛されたいってわがままだよ その前にやることあるでしょ ってつよがり

つきぬ

興味を抱いていたい。共感で安心することに心地よさを見出して。新しい色に面白さを湧き立たせて。弱さも陶酔も悪いことじゃない。全部それでいいよって言うことを目指しながら絶対届かない位置にいること、それがいちばん健全だ。

syrup16g

一番好きなバンドがもうすぐ、解散してしまう。 もっともっと、諦めすぎて諦めきれない矛盾だらけのうつくしい歌を歌ってほしかったな。五十嵐さんは最後まで意地悪。武道館は私も好きじゃないけど絶対行きます。

いろ

目の覚めるような赤と 目の覚めるような青に溺れて 君の赤と僕の青が同じだったらどうする その可能性はなくはない 生きていければそれでいいと 君の絶望と僕の希望は同じだったかもしれない その可能性はなくはない

SUNDALAND CAFE

にておしゃべり。店員のお姉さんの笑顔が素晴らしかった。あんな笑顔で接客したい。 人と話すことの健全さ。話して話しておはなし細胞を飛び交わせてそうやって流れていく。意思を持って流されていく。平泳ぎは上手だけどクロールはできない。

water

21_21 DESIGN SIGHTに行ってきた。水大好き。対象をいろんな角度から見ることはすっとする。日本の雨の十粒に一粒はインド洋から来ているんだって。ほうほう。 ちかくのレストランでサンドウィッチを食べた。パンとチキンとレタスとソースのハーモニー。おい…