だから

人と人が響きあう、その素晴らしさを、幾千の人が表現して、それでもまだ足らないって、これから先も、幾千の人が表そうとし続けるんだろう。
人の根っこは変わらない、十年前を振り返ってあらためて気づく。溶かしたと思っていた私の正義は全然溶けていなくて、形を変えただけだった、「正義なんてないという正義」を手にしていただけだった、
だから結局、人の形はいびつだ。正義は美徳でも長所でもなく、ただのいびつな要素であって、そういったひとつひとつのいびつさが合わさって、仮にそれを美しいと感じる感性さえも、いびつさなんじゃないだろうか。
って何にも分からないけど。何にも分からないってことは分かるから、幾千の人たちは、表現をし続けるんじゃないだろうか。
予想は自由。
結論も自由。
だから終わらないんでしょう。それで何億も終わるんでしょう。