2009-01-01から1年間の記事一覧

わすれるだろう

わすれるだろう すぐに貴方は忘れるだろう 11月の海 やさしい波の音 目を腫らしたよる 川辺の温泉に入ったこと すんと冷えた冬の空気 きもちわるいひびき 突然の怒り わすれるだろう あの布につつんで すべすべの感触を目をつぶってたぐる

みつけた

やっとあなたを見つけた 一人でなんでもできるって、 でも一人じゃなんにもできないから、 すごくさみしい すごくさみしい そういうあなたを見つけた あとはもう、いっしょだねって言えるから、だいじょうぶ

秋のあじ

はいりこめない腕のなか はっとするやさしさ やわらかさと 二つの目と手、足とひざ小僧 みんなが持っているのに 誰のものでもないみたい そうやってすりぬける 秋はすりぬける カンパリソーダは失恋の味と 素敵な香りの彼が言った あまくて苦くて、口の中で…

秋の朝

あたらしい自転車で走っていたら、お日様のさわさわとしずかな空気がすいすい私を進ませて、 ミルミルと名付けた白い自転車は喜んでいるみたいだった。

トワイライト

はっとするような夕焼けサンセット 世界の誰かが中心になって、今日も綺麗だねって呟いた 日が暮れたら終わりなら、太陽を追い続けたら終わらないのかしら やがて眠くなって、誰かが布団をかけてくれる ことを祈る

わかるだろう

わかるだろう きみの夢のなか だらだらしてる夢のなか 白いすべすべの肌 懐かしい映像 爽やかさ レプリカみたいな蓮の花 わかるだろう 鮑の踊り焼きのおいしさ 焼きたてのピザのほくほく わかるだろう 午後の暖かくてひろい後楽園 灰色の瀬戸内海 わかるだろ…

静かな気持ち

「袋小路の男」を読んだ。はてのない、おぼれるほどの、しずかで、たからものみたいな、片想いの話。こんなに不幸なことも、こんなに幸せなことも、こんなに一方的で、ひとりよがりで、自分で自分を縛るようなことも、他にないんじゃないかしらって。世界が…

反省、反省

悪いことをしたなあ、と思うのです。 自分のなかで、してはいけないと思うことを、ひさしぶりにしてしまった。 だめだあ、だめだあ、運が悪かった、自分が悪かった、 でも自分はがんばった、わるくないよと、言ってくれる人がいて、言ってあげる自分もいて、…

こんにちは地球

流線形の日々を過ごしています。 ひとはひとりと思ったり、おいしいお肉を食べたり、夜風が気持ちよく感じたりしていました。 最近は音楽と笑顔とお風呂と太陽に救われています。 やなことあっても、ストレス溜まっても、るんたるんた、生きて生きたい。 た…

ここにいる

さらさらと さらさらと ながれるような日常を 春はくれる あたたかな太陽と ゆるりと開いた心があれば きっとそれに会えるんだろう 終わりと始まりはそんなにでっぱらずに 覚悟を要さずにおとずれた あの声や体温を忘れていない まだずっと忘れていない 心の…

風呂場で

窓の外のひかりだけ 青いホースや滴が照らされて さみしい いつまでも居座り続ける その欠片の想いが ちいさき存在が どうしようもなく愛しく思えた。

式日をまつ

コラーゲン鍋 わくわくを とじこめて。

いましかできないことを

みなとみらいの観覧車から お台場の観覧車に会いに てくてく歩いて、行ってきました。 夜九時十五分に出発して、翌朝九時二十分に着きました。 出会えた瞬間の喜びと、 そのあとお日様を浴びながら寝転んだときの気もちよさったらなかった。 足の疲れや、夜…

焼肉

夕方に仕事が終わって 焼肉を食べて飲んで うきうき気分で帰宅したら8時半。 という幸せ! ですので家に帰って勢いで絵を描きました。 酔って描く絵は面白かった。 時間がもっといっぱいあったらいいのにな、と抱く思いのなんて贅沢なことよ。

やってくる時を

どこにいくかわからない この先 左か右か 上か下か 目指すのか、受けとめるのか、 何をつくるのか、いつ動くのか、 だから、 準備をしておこう、いつでも動きだせるように。

ひらく

ちゃくちゃくと、すすみはじめている。 熊本は雨が降ったけれど、のびやかでなんとなくやわらかいところだった。街には路面電車が走っていた。旧細川刑部邸の縁側と、旅館竹ふえに心和いだ。また夏に行きたい。 バリ島はずっと晴れていた。太陽がまぶしくて…

唐突に

曽我部恵一バンドに会いに行ってきた。 笑顔筋が筋肉痛になりそう、という友達の言葉に大きく同意した。 彼らの、綺麗なものや楽しいことを、全力で掬い取るその力は、やさしく輝いて、人を笑顔にする。 帰り道、お散歩をして、いい気分の夜だった。

凧と梅

凧揚げをした。 風を掴む、あの感じは、くせになりそう。梅がたくさん咲いていた。 甘い香りを漂わせて、惜しみなく咲く梅たちの、いとおしい姿に心がほっこりした。 梅が好きだ。味があって、優しくて、ちかくにいるから好き。

歩いて京都

京都を歩き続けた。 お寺がいっぱい。道はまっすぐ。 大きな木や水の流れがあった。 思い出や過去があった。 さまざまが、そこらじゅうに、静かに在り続けていた。

夕方に天使

羊に会った帰り、お天気雨のやさしい夕方、車の中で、ジャックジョンソンが流れていた。 夏のROCK IN JAPANを思い出す。 日が暮れるちょっと前の、清らかで心地よく、すこし切ない時間帯の。 匂いを嗅いだ。いつかの匂いを。

高台寺

ゆらりゆらり、竹が揺れて、きれいな絵を描いていた。

巣鴨の夜

ぐつぐつ鍋、たのしくおいしい時間を食べた。 未来につながる人たち。五年後に、懐かしいねと今日の夜を思い出すのだろうか。 巣鴨の夜は、寒くて、眩しくて、にこにこしていた。

諏訪湖

晴れの諏訪湖にお日様があたって水面がきらきら光るところが、天国みたいだった。 温泉に浸かりながら、 美味しいご飯を食べながら、 布団に寝そべりながら、色々な話をした。 未来の話。過去の話。現在の話。 そうやって、人と一緒にいられたらいい。 冬の…

回想

(ぽかぽかお鍋に、恵方巻き。) (トランプに朝顔。三宿通りが頭の中に。) (海は何も裏切らないんだった。) 秒針がすすむ。 忘れたとして、思い出す瞬間があるから、安心して眠ればいい。 (風のように生きる、それは幸せだろうか。) 考えなしの頭で、…

快晴江の島

江の島からは富士山が見えた。 道は賑やかで、おいしそうな匂いと、たくさんの階段と、神さまと、猫と、海を、太陽が照らしていた。 夜の江の島はひっそりとしていて、でも昼の熱気がほんのすこし残っていて、その上を猫がそろそろと歩いていた。 江の島から…

かけあしで

冬と春のあいだ! 春のにおいはまだしないけど、冬のにおいもしなくなった。春の気配がする。 春がきた!と感じる瞬間の、テンションの高まりは、一年に一回のご褒美。 さいごさいご。さいごの食堂で、ご飯を食べた。 四年間はあっというま。はじめましての…

のち、

ごはん、のち、おはなし、のち、ごはん、のち、おはなし。 幸福な夜。 話すことで、人から人へ、影響が、ひろがっていく。 色がゆたかになる。瞬間を愛する。蓄積に微笑む。 鍋のぐつぐつする音が好き。 好きを集めて、抱きしめる。

冬の、

いい日だった。 寒い冬に、あたたかなご飯を食べる、幸せよ。 元気がない日が、必ず訪れる。 元気がつく瞬間が、またもや訪れる。 その繰り返し。 悲しむことはない。気に病むこともない。 なにはなくとも、どうあったとしても、めぐる、めぐる、 大丈夫だよ…

オレンジ

ちょっとしたことで、元気になれる、そういう人間でありたい。 さいきんは、とっても眠いのだけれど、すこしでも起きていたい。 美味しいものや、楽しいことが、そこらじゅうに待っているのは知っている。 待っている。ものは動けないから、静かにそこで、待…

2009

あっという間に2009。 2008の最後は電話をしたりローストチキンを焼いたり福井に行ったりしていた。 深夜の電話、相手の声がちかく感じるのは何でだろう。 ローストチキンはおいしく焼きあがった。 福井は蟹が美味しかった。ひょんなことから、馬居寺という…