2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

日本×画展

松井冬子さんの「世界中の子と友達になれる」にちょっぴり泣きそうになりました。 ひとひとりの苦しみや悲しみや孤独や欲望、そして希望はどうしようもなく重いものであるのだと思います。そしてそれは確かなパワーと美しさを持っているのだと、今は便宜的に…

おなかいっぱい!

けれどまたすぐに、おなかがへるでしょう。

夏の欠片、その5

大阪、晴天、眩しい世界、重たい暑さ、かげろう、あるく、空中庭園、地上の庭園、町並、あるく、幾つかのカフェ、あるく、 音楽、ひびく、ひろい空、ひびく、流れる、律動、振動、ひびく、たのしい語らい、 5線のない楽譜、ギャラリー、好奇心の喚起、 感覚…

権利についての小話

人は自分自身の善悪を決める権利しかもたない、ということを主張する権利を彼女は主張したのでした。 しかしながら、実のところ、権利を認定する機関などどこにもなかったのです。 在ったのはただ、その主張に反対する人々と、賛成する人々と、聞こえないよ…

追憶物語

「それでわたしは、なにが欲しいの? でも知ってる、ぜんぶほんとはわたしのもので、ぜんぶすぐにわたしのものじゃなくなるってこと だからいつだって足りないんだ、」 そのとき君はなんていったんだっけ、嗚呼そうだ、瞬間を愛しなよって、そういったんだ、

夏の欠片(幾つかの)

夜の散歩、代官山、路地裏、水とコンクリートの匂い、40分の散歩、ベリーベリーソーダ、読書、彼女の告白、見えないところ、見えないことが見えること、いつか見えるだろうなってこと、どうしようもないけど楽しいこと(どうしようもないから楽しいこと)、…

The Samos

ほとんどすべてを失った彼は、震えるくらいに綺麗でした。 喪失や混沌、昏迷や困頓に美を見出して塗った絵をもっとたくさん見てみたいと思いました。 心を塗ることを容易くする筆はそこらじゅうに落ちているのだと思います。

いま

毛利 Salvatore Cuomoのピッツァトンノが食べたい! もしくはタパス&タパスのタパス風スパゲッティが食べたい!たぱす!

本日の一冊

アムリタ〈上〉作者: 吉本ばなな出版社/メーカー: 福武書店発売日: 1994/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (7件) を見るあたたかで頼もしい物語でした。

際限なく

愛し続けられるよ。 忘れ続けることは、できるかな

目を

澄まして、凝らして、瞑って、明ける

引用、その6

乙彦を見た。涙ににじんだ空と海と砂とたき火の揺れる火を見た。めくるめく速さでいっぺんに頭に入ってきて、目が回るようだった。美しい、何もかもが、起こったことのすべてが、気が狂ったように激しく美しい。 (N・P/吉本ばなな著/角川書店)

みる(五つの)

感じて、記憶して、保持して、再生して、次々に流れ落ちて、何度も掴もうとして、磨り減って、失って、繰り返し、繰り返し、 それでも人間という容器は、壊れてしまうまで完結し得ないから、その繰り返しを、できるだけ多く、みていきたいと思うのです。

すごく

楽しかったです。人はひとつしか選べないなあ、 そしてそのひとつが、確かにひとつとして選ばれているんだなあ、なんてことを思ったり、思わなかったりしました。身体を揺らして聴く音も、立ち尽して聴く音も、寝転んで聴く音も、歩きながら聴く音も、すべて…

夏の欠片、その4(匂としての)

草、 土、 木、 太陽、 汗、 風、 煙、 日焼け止め、 水、 焼ける肉、 ビール、 ポカリ、 マッチ、 人、 幸福、 期待、 終り、 夜、 別れ、

こんにちは、さようならの連続、 数々を吸い込み、すこしだけ吐き出す

(I can't)Change the world

もうきっと最初から何もできないね、と君は心から笑った でもだから最後まで何でもできるよ、と彼女は嬉しそうに歌った

sweep a brush across the canvas

色付けの作業、天文学的数の絵、 一瞬で完成する絵、永遠に完成しない絵、 ぬくもり、涙、眩瞑、夢、芥蔕 瞬間を永遠に、根本は先端に、 あらゆる相対を全体に、 そうやっていくつも塗ってしまえばいいよ、 おもしろい絵だねって誰かが言って、くだらない絵…