2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

the chef cooks me

あいしていればだいじょうぶだとおもった。 風邪を引いていたから、最初は抑えていたのだけれど、だんだんと笑みは広がって、最後は「たのしい!」であたまをいっぱいにしたのでした。

過去が増える

歳月が流れるにつれ、感傷の機会は多くなる。 過去が増えていく。 いとおしい過去は時に、ぞっとする程鋭利な刃物になりうる。 でもそれはミニチュアサイズの刃物で、だから表皮しか傷つけない。 けれど、傷ついた表皮は、ひりひりと痛むのだ。 深い傷よりず…

かつて

はじめ、出来なかったことが、どうにか出来るようになり、その後、無心で出来るようになり、その後、たのしく出来るようになる。 それは勝利だ。 進歩のたのしさ。笑みをたたえて。 そうやって積み重ねたあしあとは、とても心地が良い。

生ビール

時は流れる。 居酒屋のわいわいも、笑顔も、しかめっ面も、躊躇も、冗談も、 やがてはどこかに、消えていく。 冬のさよならは、他のどのさよならよりも、名残惜しいかもしれない。

おいしい夜

三軒茶屋から池尻大橋、中目黒 おいしい夜だった。 寒いときに食べるあたたかいものは、それだけでもう、幸せだ。 大きな月と川のにおい。車の音。静かな夜道。 ひとりじゃあ寂しいけど、ふたりだったら大丈夫だ。

記憶力

記憶力低下警報発令中! 覚えておきたいのなら、書き留めておくことは、何を差し置いても重要だ。 去年の夏を書かなかったことにより、去年の夏の幾らかは、書いた場合よりも抜け落ちてしまった。今年の夏も、きっとそう。書かなくても覚えていることがある…

理想論

これが間違っているとか そういう人は損をしている というような考え方はしたくない。 私は私の正しさで、私の得で生きるだけだ。 否定は毒だ。かたちは精錬されるが私は精錬を欲していない。 欲しいのはすべての色だ。茶色だって黒だって、そこには必要なの…