諏訪湖

晴れの諏訪湖にお日様があたって水面がきらきら光るところが、天国みたいだった。 温泉に浸かりながら、 美味しいご飯を食べながら、 布団に寝そべりながら、色々な話をした。 未来の話。過去の話。現在の話。 そうやって、人と一緒にいられたらいい。 冬の…

回想

(ぽかぽかお鍋に、恵方巻き。) (トランプに朝顔。三宿通りが頭の中に。) (海は何も裏切らないんだった。) 秒針がすすむ。 忘れたとして、思い出す瞬間があるから、安心して眠ればいい。 (風のように生きる、それは幸せだろうか。) 考えなしの頭で、…

快晴江の島

江の島からは富士山が見えた。 道は賑やかで、おいしそうな匂いと、たくさんの階段と、神さまと、猫と、海を、太陽が照らしていた。 夜の江の島はひっそりとしていて、でも昼の熱気がほんのすこし残っていて、その上を猫がそろそろと歩いていた。 江の島から…

かけあしで

冬と春のあいだ! 春のにおいはまだしないけど、冬のにおいもしなくなった。春の気配がする。 春がきた!と感じる瞬間の、テンションの高まりは、一年に一回のご褒美。 さいごさいご。さいごの食堂で、ご飯を食べた。 四年間はあっというま。はじめましての…

のち、

ごはん、のち、おはなし、のち、ごはん、のち、おはなし。 幸福な夜。 話すことで、人から人へ、影響が、ひろがっていく。 色がゆたかになる。瞬間を愛する。蓄積に微笑む。 鍋のぐつぐつする音が好き。 好きを集めて、抱きしめる。

冬の、

いい日だった。 寒い冬に、あたたかなご飯を食べる、幸せよ。 元気がない日が、必ず訪れる。 元気がつく瞬間が、またもや訪れる。 その繰り返し。 悲しむことはない。気に病むこともない。 なにはなくとも、どうあったとしても、めぐる、めぐる、 大丈夫だよ…

オレンジ

ちょっとしたことで、元気になれる、そういう人間でありたい。 さいきんは、とっても眠いのだけれど、すこしでも起きていたい。 美味しいものや、楽しいことが、そこらじゅうに待っているのは知っている。 待っている。ものは動けないから、静かにそこで、待…

2009

あっという間に2009。 2008の最後は電話をしたりローストチキンを焼いたり福井に行ったりしていた。 深夜の電話、相手の声がちかく感じるのは何でだろう。 ローストチキンはおいしく焼きあがった。 福井は蟹が美味しかった。ひょんなことから、馬居寺という…

すぽん、と

気分のいい二日間だった。 ようやく、あたらしいフェーズに入る前の、エンジン出発モードに入れたようです。 ひと段落して、おわりそうで、はじまる前のかんじが、力をくれる。 なんだってできる、っていう気分に(あくまで気分だけれど)なる。 得たものを…

ただいまおかえり!

おかえりとただいまをしたここ最近。 おかえり。犬が吠える、SBK! ただいま。KinKi Kids! 五十嵐さんの音を聴いた瞬間、すごく嬉しかったです。 SBKは相変わらず、ちょっと先をスキップしてる感じ。 KinKi KidsにはC albamの頃非常にお世話になったのです…

the chef cooks me

あいしていればだいじょうぶだとおもった。 風邪を引いていたから、最初は抑えていたのだけれど、だんだんと笑みは広がって、最後は「たのしい!」であたまをいっぱいにしたのでした。

過去が増える

歳月が流れるにつれ、感傷の機会は多くなる。 過去が増えていく。 いとおしい過去は時に、ぞっとする程鋭利な刃物になりうる。 でもそれはミニチュアサイズの刃物で、だから表皮しか傷つけない。 けれど、傷ついた表皮は、ひりひりと痛むのだ。 深い傷よりず…

かつて

はじめ、出来なかったことが、どうにか出来るようになり、その後、無心で出来るようになり、その後、たのしく出来るようになる。 それは勝利だ。 進歩のたのしさ。笑みをたたえて。 そうやって積み重ねたあしあとは、とても心地が良い。

生ビール

時は流れる。 居酒屋のわいわいも、笑顔も、しかめっ面も、躊躇も、冗談も、 やがてはどこかに、消えていく。 冬のさよならは、他のどのさよならよりも、名残惜しいかもしれない。

おいしい夜

三軒茶屋から池尻大橋、中目黒 おいしい夜だった。 寒いときに食べるあたたかいものは、それだけでもう、幸せだ。 大きな月と川のにおい。車の音。静かな夜道。 ひとりじゃあ寂しいけど、ふたりだったら大丈夫だ。

記憶力

記憶力低下警報発令中! 覚えておきたいのなら、書き留めておくことは、何を差し置いても重要だ。 去年の夏を書かなかったことにより、去年の夏の幾らかは、書いた場合よりも抜け落ちてしまった。今年の夏も、きっとそう。書かなくても覚えていることがある…

理想論

これが間違っているとか そういう人は損をしている というような考え方はしたくない。 私は私の正しさで、私の得で生きるだけだ。 否定は毒だ。かたちは精錬されるが私は精錬を欲していない。 欲しいのはすべての色だ。茶色だって黒だって、そこには必要なの…

ぴかーん

お日様ぴかーんと晴れていて 歩く横浜は幸せだった あるべき時にあるべきものがあるべき場所にある感じだった 船が何度もボーといって 行ったり来たり泊まったりしていた 太陽がじりじりと背中をあたためて、 風はさらさらと頭をなでていった ねむりながら電…

飽きたら

最後の最後でふみとどまって けっきょく何処にもたどり着けない いつもとまったく違うのは安心するのに、 すこしだけ違うのは安心できない 海がぜんぶ持ってくなんて嘘 浜辺を目に焼き付けて しゅんかん、ひとりだと悟る まわっていて考えられない 流れてい…

いつか私がかくものは

いつか私がかくものは とびっきり綺麗でなくちゃならない どんなに暗く、重くとも どこまで深く、悲しくとも なによりも美しくなくちゃいけない。

すき

貴方の好きと私の好きを照らし合わせる 涙はよろこび 色は対象 並べたいだけ 好きはご馳走 欲しくてたまらないけど たまに胃もたれして 血となり骨となるが 心臓にはなれない 回転速度を遅らせて 花を愛でる、ひとり

出口を

昨日と今日の話。 昨日の話。もっと本気で考えよう、と思った。もっと、頑張れると思った。人を喜ばせる存在になりたい。あとは何を使うか。どう使うか。 今日の話。笑顔でいること。楽しむこと。月日の効力。続けたからこそ獲られたものは、想像以上に大き…

夏祭り

暑さ 涼しい風 あんず飴 手をべとべとに 盆踊り 笑顔と 音楽と 喧騒 たこ焼き フランクフルト かき氷 満月の夜、 どきどきがそこらじゅうにある

今日

「奇跡のシンフォニー」を見た。いい映画だった。いくつか「あれれ」はあったけれども、随所に流れる音楽と映像がマッチしていてとても素敵だった。音の感情を揺るがす力はすごい。しかし「奇跡のシンフォニー」という邦題はちょっと気に食わない。

焼く

ぼやけた頭で 見たもの 聞いたものを わすれないように あの東京タワーみたいに

いろいろなこと

どうやって書こうという考えが働いて、書けないでいる。 その上、最近はあまりじっくり考えようとしない自分がいるから、記憶は今まで以上にさらさらと流れ出し、何色が流れたかさえ分からないでいる。 三十三間堂に感動したり、七並べを楽しんだり、大切な…

よるが

よるが匂いをもちはじめた 記憶をさかのぼったならば あたらしい夏がくるとしても その楽しさははっきりと、もうすでにそこに

さよなら、さよなら、さよなら

何度だってさよならするずっと見ていられないからあとにはいつも絵を描いた青に匂いをかりただけ赤に笑顔をかりただけ黄にまなざしをかりただけ

引用、その22

ねえ、いちばん大切な事は、どうにもならないの? 無力。無力感。真正面から対峙したら、ガタガタになるかもしれないね。生きて行く。危うい足場にひっかかって。ねえ、君のひっかかってるとこは、いまにも崩れ落ちそうだよ。いいんだ。だって僕にはここしか…

引用、その21

ふとんのなかにいるまま、窓にあたっては流れるしずくに目と耳をよせる。まぶた深くにある滝をのぞいたように、銀のすじが奥まっていく。骨すじに響きがしみて、しずまる。東京は、慈雨の季節になっていた。 とおく近く、天の鳴らす無数の太鼓は、むずかしい…