2007-01-01から1年間の記事一覧

引用、その17

その平和な風景の中には、暴力の残響のようなものが否定しがたくある。僕にはそのように感じられる。その暴力性の一部は僕らの足下に潜んでいるし、べつの一部は僕ら自身の内側に潜んでいる。ひとつは、もうひとつのメタファーでもある。あるいはそれらは互…

本日の一冊

ウエハースの椅子 (ハルキ文庫)作者: 江國香織出版社/メーカー: 角川春樹事務所発売日: 2004/05/01メディア: 文庫 クリック: 7回この商品を含むブログ (60件) を見るぞっとするほどひんやりなめらかな絶望が、退嬰的に、決定的に、主人公に流れこむ。 温もり…

ほんとうはぜんぜん

そんなこといいたいんじゃないんだもんねー、って、言いたい。 もしくは、甘いもの食べておいしいねー、って言いたい。

近頃は

狂ったように本を読んでいます。という程狂ってはいませんが、それでも結構な時間、本と共にいます。最近移動中に音楽をあまり聴かなくなって、寝る前には相変わらずsyrup16gを聴いています。それは能動的な鑑賞でなく、受動的な聴き取り、いや、取ってさえ…

というように

生きていくこともひとつの道であるのだと思います。

引用、その16

「つまんないことがたくさんたくさんあって、力がなくなるようなこととか、生きててもしかたないと思うようなことがたくさんある、TVを観ても、なにをしててもいつでもたくさん目や耳に入ってくる。だから面白いことをたくさんして、逃げ続けるんだ。逃げ…

というような

心境に、まさにぴったりだった時期があります。えへ! ちゃかせるぐらいなら大丈夫です。

引用、その15

なぜ、ここでそのことを書く気になったのか、よくわかりません。それはそれとして、このところ自分に関することが自分の意思や論理以外の要素で決まるのが心地よく思えるのです。朝、いつもの電車に乗り遅れたような時、不思議な解放感を味わいます。どうし…

この手、或いは、その手に

ある程度不幸ということについて、人間は、どう仕様も無い。 シャットアウトして、その先は? すべて受け入れて、その先は? 頭おかしくなりそうって、誰かが言ったとして、その先は? ほんとうの目的を手にしたとして、その先は?

花筏

花眼を広げて、年をとる 「世界ってやわらかくて、うつくしいのね」

引用、その14

生きていることのエネルギーを、ただ感じるようになるのよ。 生きているエネルギーって、ようするに 静かな喜びのこと だからね [静かな喜びのヒト]になるわけ。 自分のことを、[静かな喜びのヒト]に感じるようになると、 他人のことも、同じく、[静か…

数々の

提示やずらりと並んだ言葉を、どう受け取るかは貴方次第で、だからきっと、世界はとても優しいと、私は事実を選択する。

引用、その13

「今度は同意求めてるの?」 「どっちでもいいですよ、そんなこと。 沢井さんて、学校行ってた頃から、あたしが答えわからなくてもクラスの誰かがわかるんだからいいじゃんって思ってたって、知ってました? クラスの一人もわからなくても先生が答え知ってる…

鎌倉

もう大丈夫、 言葉にすることってなんて簡単で大切で難しいのだろう! 人間はどうしてこうも知りたがるんだろう! 知りたがりやさん! 色んなことに感謝して、また一歩、また一歩、広がっていきます。 ありがとうございます。

門出の季節! 毎日生きています。落ちたり癒されたり眠ったり笑ったり凹んだりして、いきてます。

だめだなあ、

しあわせなぶんだけ不幸だ

貝寄風

二度と戻らない一瞬一瞬! 鳥渡湿った夜の散歩はいいものだ。 ひとあいって素敵ね!これだから何時迄もって思う、今が、また今度が、何時迄も続けばいいのに、 夜がきて朝がきて夜がきて朝がきて、 いつかどちらもこなくなるけれど、 今はまだまだやってくる…

ニルス=ウドの言葉

花でえがく。雲で彩る。水で文字をつづる。五月の風や、一枚の落ち葉がたどる道を記録しておく。 雷雨にそなえて働き、氷河を待ち受ける。風をたわめ、水と光をととのえる。新緑の郭公の呼び声。その郭公が飛ぶ目に見えない軌跡。空間。 一頭の獣が吼える。…

癒されに

行ってきました。 しんからここちよかった! また行こう。

もうすぐ

色んなことを覚えていようと思う それにしても人は孤独だなあ。 暖かな数々に触れながらすこしずつ上昇して、もう大丈夫って言い聞かせる またすぐに駄目になって ひとつひとつに静止しながら どうやったってそれは静止ではなく 涙を流して悲しみながら、同…

たすけてって

ひとりよがり 間違った日本語 止まらない下降 どうしようもない あー、ほんとにもう、たすけてほしいなあ。

いろんなことが

変わり続けてる でも変わらないものもあって その度ここにいるなと感じる 自己投影と役割期待 無意識と意識 ほとんど同じところを廻って だけどもう二度と通らない 貴方が読んだことは貴方の想像の結果であって私の想像の結果とイコールではない 二アリーイ…

いちばん

平和でしあわせで泣きそうになった。というか泣いた。 あたたかな太陽、おいしいランチ、笑顔の家族にてくてくお散歩、 期待と緊張、安らかな喜び、愛おしさ、 掬ったさきから溢れるね、一瞬前にはもう戻れない でも信じる、今、すべてを、信じる

再生

平和の謳歌 日常への謳歌 満腹感と安らぎ、人の喋る声、ささやかな音楽 程よい照明にうどんを啜る音、人が働く音、笑い声、 平和は簡単だ、だけどとても得難い、 ぼくたちはなんだかすべて忘れてしまうね。 でもそうやって一歩一歩歩いていく。

宣言

新境地開拓中! 有言実行! わたしは、わたしの、ずっと抑えてた芯の奥の部分の、自分の一部分を、これから段々と、開いて撫でて、大切にして、外界に晒して不安になって、それでも晒し続けることを、誓います。 これは自己防衛能力のゆるやかな放棄だよ! …

本日の一冊

この本が、世界に存在することに (ダ・ヴィンチ・ブックス)作者: 角田光代出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2005/05メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 22回この商品を含むブログ (129件) を見る私も本が好きです。とても。

引用、その12

「ねえ、淳平くん、この世界のあらゆるものは意思を持っているの」と彼女は小さな声で打ち明けるようにいった。淳平は眠りかけている。返事をすることはできない。彼女の口にする言葉は、夜の空気の中で構文としてのかたちを失い、ワインの微かなアロマに混…

eu-re-ka

みつけた、みつけた、 彼女が見つけてくれた 涙を流した、あたたかかった、 いろいろなこと、信じてみたい 広げていけるよ、まだ終わらない 次々失くして、次々手に入れるの 包み込まれて、安らかに眠るの 本当に欲しいもの、多分やっとわかった 受容と表現…

限界

言葉ではあらわせないほどの 喜び、ぬくもり、あたたかみ、 いつか無くなってしまうから、涙を流してしまうけど、 いまとてもしあわせだということ 忘れてしまう、薄れてしまう、いつか だから、そのとき、とても、幸せだということを、心の底から、すべての…

引用、その11

見ていると、ふたたび月は東の空に上り、しかしこのたびの月はさきほどの新月よりも少しだけ太っていた。そうやって、ものすごい速さで月は上ったり沈んだりしながら満月になり、その後は欠けていった。 「あの月みたいなものか」 「違うわよ」 「違うか」 …