反省、反省

悪いことをしたなあ、と思うのです。
自分のなかで、してはいけないと思うことを、ひさしぶりにしてしまった。
だめだあ、だめだあ、運が悪かった、自分が悪かった、
でも自分はがんばった、わるくないよと、言ってくれる人がいて、言ってあげる自分もいて、
もうごちゃまぜになりながら、夜をねむり、あさになり、絵を描いたのです。
よるがくる、よるがくる、
私は愛していて、愛されたくて、だめだなあ、と思うのです。
でもそれは、素直な、弱くて強い感情で、だからそれは、いいこいいこと、なぐさめてもらいたがっている。
いいこいいこと、ほぐしてあげて、この手で、あの光で、あのおいしい食べ物で、あのきれいな緑で、あの美しい水のつめたさで、
ひんやり、ぽかぽか、だいじょうぶ、
まだずっと、だいじょうぶだよ。


誰かのあたたかさは、本当に必要なものなんだと、思った夜がきたのでした。
そして、朝になって、絵を描いて、音楽を聴いていたら、
そうだまだ、これはチャンスであって、これは成長であって、謙虚への戒めであり、
謙虚にいくこと、自分は完璧じゃないこと、当たり前のことに、心をほぐせばいいのだと、思ったのでした。


(「プレゼント」、「太陽」/BUMP OF CHIKEN)