ここにいる

さらさらと
さらさらと
ながれるような日常を
春はくれる
あたたかな太陽と
ゆるりと開いた心があれば
きっとそれに会えるんだろう
終わりと始まりはそんなにでっぱらずに
覚悟を要さずにおとずれた
あの声や体温を忘れていない
まだずっと忘れていない
心のなかの、ちいさきちいさき存在は、
いつでもずっと私の中にいて、
それは私を暗くするし、それが私の原動力だ。
その子を、精一杯なでなでしてあげるような人生を、
私は私で叶えるんだろう。
川の流れに流されて、ただひとつ離れることをせずに、
私は私で叶えるんだろう。