本日の二冊

ナラタージュ

ナラタージュ

とても丁寧に切り取られた世界でした。
冷静でいて頑なな、つめたい人間の客観と主観が、やわらかに熱をもって描かれていました。
あるいはそれは、読んだわたしの想像であるのですが、想像力を発揮する為には素材と経験が必要になってくるのです。

蒲公英草紙 常野物語 (常野物語)

蒲公英草紙 常野物語 (常野物語)

久しぶりに止まらなくなりました。
恩田陸さんの描く子供とその世界の透明さ、不確かさ、淋しさや喜びがとても好きです。