鼻をかむほど泣いた本

asps2005-01-08

トキオ

トキオ

私は、読む本を選ぶ時、一番最後のページをチラっと読む癖があるのだが、
この本はそれが原因で色々と繋がることがあって、より泣けた。
作者にしてやられた、と思いながらも。
対話篇

対話篇

三つの物語の並び順や、うっすらした繋がりや、テーマ、その他もろもろ、綺麗な小説。
・・・なんというか、白い。
文字を読んで浮かびあがる世界が、なんとなく、白いのだ。
金城一紀さんの作風の広さが素敵だと思った。