グッバイ、レーニン!

グッバイ、レーニン! [DVD]

グッバイ、レーニン! [DVD]

ベルリンの壁が壊されたころのドイツを舞台にした映画。①東ドイツ社会主義、西ドイツ=資本主義で、ベルリンの壁の崩壊により社会主義体制が崩れた②主人公の母親は東ドイツの愛国家③レーニンは史上初の社会主義政権を樹立した革命家・政治家 ということを知っていれば大丈夫。難しい歴史映画ではありません。
めまぐるしく変わっていく社会の状況と、母親のために駆け回る主人公の姿が、ちょっぴりかなしく、ちょっぴりおかしく、リズムよく描かれている。
夜の病室で遠くを見つめる母親の顔がすごく印象的。あの時彼女は事実に気づいていたような気がする。
だとしたら、だとしても、彼女はそのとき幸せだったんじゃないかな、と思いたい。
ちょっぴり重くてたっぷり優しい映画です。