2005-09-08 強風日和 窓際の光だけを頼りに本を読んだ。 読み終わったあと、風の音に耳を澄ませる。控え目な光が揺らぐ。何処からかやってきた風が、次々と私を通り過ぎていく。私のことは認識せず、次々と。 “此処”はわたしの世界の中心で、世田谷区の片隅で、広い広い世界の一箇所であるということ。そして、わたしが“此処”にいるのを実感として感じているのは、恐らく今はわたししかいないということ。