心に残る舞台

シブヤから遠く離れて
この舞台を見たことで、芸術への触れ方が変わった。
それより以前は、触れ方の核は「作者の意図」だったのだけれど、
それ以後は、それと同じくらい、否、場合によってはそれ以上に、「自分の内面」が核を占めている。
芸術は、そこに「在る」。どう取ろうとも、そこに在る。「こう感じてください」なんて押し付けは無しに、そこに「在る」のだ。
あの時目にした、ゼラニウムの赤い色が忘れられない。