心が満ち足りていることを幸福という 幸福でないことを不幸という 幸せか不幸かは、自分が決めることだ だからなんだってんだ 言葉でいくらでも励ませても 時に心は勝手に沈んでしまうんだ 心と言葉の追いかけっこだ
清涼飲料水が喉を伝って体内に行き渡る 何年か前の“しあわせな”家族旅行を思い出す 涙が出るのは花粉症のせいだ それでも、涙が出るという行為は私を少しばかり感傷的にさせる 懐かしい人に、懐かしい場所に触れたことも原因のひとつだろう
「思い出なんて吐き気がする」 セピア色の視界ごしに彼女は呟いた
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