諏訪湖

asps2009-02-06

晴れの諏訪湖にお日様があたって水面がきらきら光るところが、天国みたいだった。
温泉に浸かりながら、
美味しいご飯を食べながら、
布団に寝そべりながら、色々な話をした。
未来の話。過去の話。現在の話。
そうやって、人と一緒にいられたらいい。
冬の湖の夜は、冷たく静かだった。
窓ひとつ挟んで、温かな空気と光が、建物に満ちていた。
旅館に漂う、鄙びた匂いが、好きだとおもった。

回想

(ぽかぽかお鍋に、恵方巻き。)
(トランプに朝顔三宿通りが頭の中に。)
(海は何も裏切らないんだった。)
秒針がすすむ。
忘れたとして、思い出す瞬間があるから、安心して眠ればいい。
(風のように生きる、それは幸せだろうか。)
考えなしの頭で、言葉だけが流れ出て、意味をつくりだしていく。
ひとつひとつを拾ったならば、いつかキラキラ、光るんだろう。

快晴江の島

asps2009-02-01

江の島からは富士山が見えた。
道は賑やかで、おいしそうな匂いと、たくさんの階段と、神さまと、猫と、海を、太陽が照らしていた。
夜の江の島はひっそりとしていて、でも昼の熱気がほんのすこし残っていて、その上を猫がそろそろと歩いていた。
江の島から見る街の光は、きらきら澄んでいて、すこし切ない。
海で食べるシーフードヌードルはおいしい。星がいっぱい見える黒い海は、大きなたくさんを、宿している。
また明日、春に一歩足を進める。

かけあしで

asps2009-01-30

冬と春のあいだ!
春のにおいはまだしないけど、冬のにおいもしなくなった。春の気配がする。
春がきた!と感じる瞬間の、テンションの高まりは、一年に一回のご褒美。
さいごさいご。さいごの食堂で、ご飯を食べた。
四年間はあっというま。はじめましてのもぞもぞくすぐったさを同じ場所で感じたことを、まだ思い出す。

否が応でも、取捨選択を、繰り返してまた、春がはじまる。

のち、

ごはん、のち、おはなし、のち、ごはん、のち、おはなし。
幸福な夜。
話すことで、人から人へ、影響が、ひろがっていく。
色がゆたかになる。瞬間を愛する。蓄積に微笑む。
鍋のぐつぐつする音が好き。
好きを集めて、抱きしめる。